韓国風フレンチ

ふと気づけば、パリ滞在も残り1.5か月となりました。

今月は夫のクラスメイトの多くが授業を終了し、年明けからバラバラになってしまうということでお別れ会三昧。

夫の場合は1学期分他学部の授業を履修したため、年明けも引き続きHEC MBA生活を送るわけですが、メンバーが大きく変わってしまうので少し寂しそうです。
私の方は、料理学校を先月卒業してからは専らのんびり過ごしています。

前々から通っている料理レッスンを続けつつ、週2回フランス語を習い、週1回ヨガに通う生活です。空き時間には、日本に帰る準備を始めています。

クリスマスには旅行へ出かけるため、パリにいられるのも実質あと1か月。最後に、美味しいパン屋さんを巡りながら街を歩いて、パリの良さを再発見していきたいです。

といっても1月のパリはとーっても寒いんで散歩も辛いんですけどね。
さて、お別れ会を中心とする食事会ラッシュのなかで訪問したのは、パリでしか楽しめないであろう韓国・フレンチのヒュージョン料理のお店です。

北マレ地区にあるPierre Sangという名のレストランで、シェフの名前をそのまま冠しています。

彼はフランス育ちの韓国人で、2011年にフランス版”料理の鉄人”のファイナルに選ばれたことをきっかけに翌年このレストランを開業しました。

店は連日盛況で、Tripadviserでも高い評価を得ています。

料理学校の友人に勧められ、日本人からの評判も高かったので、今回ランチに訪問してみました。平日でしたが、人気店なので予約は必須!

お店に飾っていたシェフの肖像画。運良く、ランチ中の本人にもお会いすることができました。

 
5品で35ユーロのコースを選択し、ユニークな味わいを楽しみました。

 
 
一番韓国を感じられたのはメインの和牛ステーキ。韓国の味噌、サンジャンをつけて頂きます。
    
 
日本風フレンチとは異なる調味料・素材を使い、栄養バランスにも配慮されたコース。どのプレートも量は小ぶりで、さっぱりとした味付けでした。

バターたっぷりのフレンチに飽きたら、こんなレストランで新しいフレンチを発見するのがオススメです。

ちなみに、このレストランから歩いて1分のところには今年六本木にも開業したパン屋さん、Maison Landemaineがありますので、帰り道に美味しいクロワッサンやケーキを買えますよ。

クリスマスムード一色

パリの街はすっかりクリスマス色に染まっています。

小さな売店や美容院なんかも含めて、ほとんどのお店が何らかの装飾をつけてクリスマスを楽しんでいます。

毎年楽しいボンマルシェ近辺のイルミネーションの様子。    ボンマルシェの中は、シンプルな木の装飾でした。  

街角の本屋さんの、ささやかな装飾。クリスマスプレゼントに本を買いたくなります。  

チョコレート屋さんの装飾。ツリーがどっさり!  

そして我が家のクリスマスツリー。初めてツリーを買ってみました。

生の木でできているので、香りがとっても良いです。(いつまで良い香りなのかな、、、) 

 
卓上サイズの小さなツリー(高さ50cmほどしかありません)には、来年以降大きなツリーを用意して付けられるようにと買った大きな飾りをしつこく付けています。このサイズのツリーには大きすぎるものばかり。

ウィーンのクリスマスマーケットとボンマルシェのツリーコーナーで見つけた飾りたちは、どれも可愛くて悩みに悩んで選んだものばかり。

特にウィーンで買ったものは、手書きの絵の可愛いレトロな飾りばかりで、日本ではなかなか手に入らなさそうです。

 ツリーのふもとに置いてあるのは、Patrick Rogerで買ったチョコのツリー!高さ10cm弱の小さなお菓子に心奪われてしまいました。

お店では大きなサイズも売っていましたよ。

(Patrick Rogerについては以前ブログに書きました。こちら)

そして、右側にあるのはボンマルシェで売っていたハワイ柄トランクケース型のオーナメントです。ハワイは真夏のクリスマス、、、

ここからは番外編。11月に訪問したウィーンで最大のクリスマスマーケット、市庁舎前の様子が分かる写真を掲載します。

お店が数え切れないほどあって、どの店もレトロかつ個性的で楽しかったです!欲しいものがたくさん見つかりました。

パリのシャンゼリゼのマーケットとの違いは、クリスマスにちなんだ商品(ツリーのオーナメント等)の店が圧倒的に多いこと。より本格的なクリスマス気分を味わえました。

 


       

    
 
   
    
   

パリらしい日曜の過ごし方

冬のパリ、日曜の昼下がり。デパートやお店は閉まっているし、クリスチャンではないから教会にも行かないし、、、

こんな時、美術館へ行ってのんびりと芸術鑑賞を楽しむのが、パリでの過ごし方です。

すべての美術館が日曜に営業しているわけではありませんが、有名どころを含めて幾つか候補はあるので、1年以上滞在している私でもまだまだ行き場所は見つけられます。

今回は、ロダン美術館(Musee Rodin)へ。長い間改装工事を行っていて庭園のみ解放されていたのですが、11月に再開業したと聞いて早速行ってみました。

あいにくの曇り空で、気温もかなり下がっているパリですが、彫刻作品が多数飾られている庭園も楽しめるよう、厚着をして訪問しました。

  

こちらが美術館の建物。右手に見えるのはアンバリッド(Invalides、旧廃兵院)で、徒歩圏内です。

この建物は1730年頃に建設され、マンションとして長い間使用されてきました。1900年頃にはロダン自身が邸宅として居住しています。

その後、1911年にフランス政府に売却され、1919年から現在まで美術館として開放され、世界中の人々が足を運んでいます。    

とにかく広いお庭。春から秋にかけては見事に咲き誇る花々や紅葉を楽しめるはず。今の時期は寂しい雰囲気です。  

庭園の一番奥にある池から美術館を眺めて。池の中央には、ロダンの彫刻作品の一つ、Ugolinoが展示されています。

庭園のそこら中にロダンの作品が展示されているので、散歩ものんびりしていられず、オーディオガイドを片手に勉強です。  
私は絵画よりも彫刻を見るのが好きで、やはり360度どこから見るかによって違った姿を見せてくれる点が気に入っています。
 
そして、ロダンの最も有名な作品もお庭に飾られています。「考える人」です。 
庭だけでもお腹いっぱいな気分になるのですが、美術館の中には数え切れないほどの彫刻作品が飾られています。

絵画も一部あるので強弱をつけながら楽しむことができます。
館内の写真は撮らなかったため載せられませんが、ロダンの父親の厳格な表情や、愛した女性の滑らかな肌の曲線を眺めて、彼の人生に思いを馳せるひと時でした。

ちなみに、夕方近くなると混雑してきますので、昼過ぎまでの入館をお勧めします。

テロから一週間

あっという間にパリでのテロから一週間が経ちました。

この一週間は外出を最大限に控えてきましたが、止むを得ず出かける際には周囲に相当注意しながら街を歩きました。

特に、銃撃のあった東エリアへ行く際には、いつ撃たれてもおかしくないという覚悟を持って、隠れる場所を探しながら出かけていました。
わたしがパリに来て1年少々の間に、このような事件が二度も起きるとは本当に胸が痛みます。

夫の学校、HECのMBAの生徒さんの中で、劇場で命を落とした方がおりました。結婚したばかりとのこと。

それでも、HECは月曜から通常通りに授業を行い、そうすることでテロに屈しない姿勢を見せました。

憎しみはさらなる悲劇と憎しみを生むのかもしれません。でも、今は犯人たちを憎まずにはいられませんし、シリアへのさらなる空爆以外の方策は自分には思いつかず、無力さを感じるばかりです。

  
トロカデロから撮影した、トリコロールカラーのエッフェル塔。

パリの街のほとんどのエリアは、何事もなかったかのように以前と同じ賑わいを見せています。ISの眼にはどのように映っているのでしょうか。

料理修業も終わります

2か月半の料理修業が明日で終わります。

グループ最年長なのに、動きが遅くて料理のいろはも分かっていない私。

毎日ヘトヘトになって帰宅して、次の朝の通学が憂鬱になったり、泣きそうになりながらグループで1番最後に料理を仕上げたり、吐きそうになりながら鶏や兎の内臓を取り出したり。

魚を捌くのも初めての経験で、日本人なのにみんなより出来ない。魚の目玉をくり抜いて、またもや吐き気。

情けなくて、大変なことばかりでしたが、グループのみんなやシェフに助けてもらいながら29レッスンを終えました。

3回休んでしまったけれど、計26種類の料理を仕上げました!

その一部を紹介します。

豚肉のメダイヨンステーキ、シャクティエールソース。 このソースは、肉屋のまかないソースという意味だそうで、 豚肉の骨と玉ねぎでとった出汁にマスタードとバター、ピクルス、ハーブを加えて完成します。

ドーフィンポテトという、マッシュポテトを揚げた料理を添えて。

これが明日のテストディッシュ!うまくできますように。

鴨のオレンジソースとパリ風ニョッキのグラタン。  

鴨とオレンジ、とっても合いました。フルーツと塩気のあるものを合わせるのは長い間苦手でしたが、フランスに来てからはその良さが分かって好きになりました。

ちなみに、この肉の色では焼き過ぎだそうです。。。

仔牛のカツレツ。写真を撮り忘れたのでシェフの作品の写真を載せます。自家製パスタ添え。 
仔牛の肉を叩いて薄く伸ばして、パン粉をつけて焼きました。数少ないあっさりめの肉料理で、かつ簡単。

パスタは機械を使って生地を伸ばしてカット。さすがに家では作らないかな、、、

ドラード・ロワイヤル(鯛)のポアレ。フェンネルソース。  焼いた際に皮がフライパンにくっついてしまい、みすぼらしい姿に。。。

ソースは生クリームとバターがベースですが、トマトが入ることであっさりした口当たりに。

仔牛のソテー。じゃがいも、ベーコン、小玉ねぎ、ミニマッシュルームを添えて。  
お肉は、こちらもシェフに焼きすぎだと怒られてしまいました。

well doneかせめてmedium rareが好きな私ですが、フランスではそんなに焼いて食べる人はいません、、、

チキンソテーとイタリア野菜。
 

前述の通り、トマトが加わることでソースが一気に軽い印象に。私はイタリア料理の方が好きなんだなぁ、と思ってしまいます。。。

このチキンは当然ながら一匹丸ごとさばいて使います。

仕方ないので家でもこんなのを買って練習しました。首から上は切り外し、内臓は取り出した後のものでしたが、学校では顔も内臓もそのままのチキンを使います。
 

毎回シェフには色んな改善点を提示して頂き、自分が苦手な部分がよーく分かりました。

29回も実技をすれば、料理ごとの共通点も分かってきて、コツが掴めてきました。

最後の方はスコアも上がり、仕上がり時間もかなり早くなり、一安心。

初心者には無謀な挑戦でしたが、今ならば本当に通ってよかったなと思えます。

さぁ明日のテスト、頑張ります!

チョコ祭り

長いあいだ楽しみにしていたチョコレートの祭典、Salon du Chocolat!

パリの大展示場に世界中のチョコレートが集まる4日間のイベントで、もう20年も続いているそうです。

同じ名前「サロン・ドゥ・ショコラ」をつけて、日本でも新宿伊勢丹その他地方都市にて開催されていますが、やはり本家フランスの規模の大きさには勝てないでしょう。

こちらでは、220ものショコラティエ、パティシエ、スイーツ関係者が出店しています。
私は去年も楽しみにしていたものの用事で参加できなかったため、今年は事前にネットでチケット(入場料が1人14ユーロかかります)を購入し、混雑を避けようと朝一で訪問しました。

とはいえ土曜なので朝から混んでいましたが。

    

   
   
 チョコレートの試食・販売のみならず、チョコを使って作ったアート作品の展示や、体験クッキングなどのイベントスペースも充実しています。

  
   
  販売している製品の9割以上はチョコ関連製品ですが、シャンパンやコーヒー、フルーツ味のアイスクリーム、フォアグラなどお口直し用の非チョコ製品のお店も少しだけあります。

また、その場で調理して販売する出店コーナーを持つお店もいくつかあるので飽きません。

人気コーナーの一つ、サダハル・アオキのトウキョウマカロン焼き。大きなチョコマカロンを挟んだ大判焼きです。
  

それから、チョコフォンデュのお店。見つけると買わずにいられない私です。 

  

いちごにダークチョコレートをかけてもらいました。  

そして、お持ち帰りした戦利品はこちら。   

 左上から時計回りに、

1. ベルギーのDebailleul(ドゥバイヨル)のトリュフ。甘さがほぼなく、まろやかな大人のチョコレート。

2. フランス・サレグミン村の若きショコラティエ、Franck Kestener(フランク・ケストナー)の、カヌレ型チョコ。中には甘〜いチョコクリームとフルーツのコンフィチュールのようなものが。

3. スペインのCacao Sampaka(カカオ・サンパカ)は日本の路面店も人気。フルーツ味のチョコレートを買いました。

4. 日本からの出店、es-koyama(エスコヤマ)。兵庫県三田市にお店を構えていらっしゃり、パリのサロンドゥショコラの常連さんです。シトラスやカシスなどのフレーバー4粒セット。

5. パリのショコラティエ、Hugo&Victor(ユーゴ・エ・ビクトール、と読みます)の6粒セット。ここだけ以前から気になっていました。本の形のケースがお洒落。最近新宿伊勢丹にお店が出来た模様。

特に目当てのブランドはなく、その場で見て購入を決めたのですが、後で調べてみたらほとんどが日本でも売っているブランドでした、、、

値段はフランスで購入するほうが概ね安くなりますが。とはいえやはり日本のグルメっぷりはすごい。

ちなみに、会場にも日本人のお客さんはたくさんいて、店員さんも2-3軒に1人は日本語を話せる人を置いているようでした。

パリなのに、ほぼ日本語で買い物ができてしまいました。

ハンバーガーが好き

30代女性としては恥ずかしくてなかなか言えないのですが、私はハンバーガーがとっても好きです。

そしてフレンチフライは更に好きです。

ニューヨークでもカリフォルニアでもロンドンでもパリでも、1週間以上滞在したら必ずハンバーガーの美味しい店に足を運びます。

一緒にコーラや炭酸ジュースは頼まない(お茶か水を飲みます)、というのがせめてもの救いでしょうか。

ちなみに、今度日本に上陸する Shake Shack は残念ながらまだ食べたことがないのですが、In-N-Out Burger や Five Guys 、ニューヨークのメリディアンホテルに入っているBurger Joint などがお気に入りです。
パリでも家の近所にお気に入りのバーガーレストランがあるのですが、あまりに家から近いのでそのお店はパリを去る際に紹介することにします。

代わりに、最近新たなお気に入りとなったお店のことを。

  
Burger and fries は、フランス発のバーガー屋さん。

まだ1店舗しかなく、ちょっと治安の悪いStrasbourg St Deni の駅前に店を構えています。

この2階建ての小さなお店は、ロゴや店の雰囲気が同じく赤い背景に白字のfive guysとそっくり。メニューが少ないところも。

バーガーは、ダブルバーガー、ハンバーガー、チーズバーガーの3種類しかありません。

five guysと違うところを挙げるとすると、レジが1個しかないことでしょうか。

まぁ、そもそもアメリカのバーガー屋さんほど混まないし、フランス人はレジで待つのが当たり前だと思っている人たちなので、待ち時間というのは特に配慮されていなさそうです。

注文を受けてから調理するスタイルなので、待ち時間がさらにありますが、おいしいバーガーのためならば仕方なし。

10分弱待ったところでブザーが鳴り、期待通りのものが出来上がりました。  

左がダブルバーガー(無料のベーコン乗せ)、右がチーズバーガー(同)。

こまかく切って甘く炒めた玉ねぎとトマト、レタスが入っています。 
ポテトは、普通のものに加えて、Ultimate friesというものを頼んでみました。(+1ユーロ)

これはメニューには載っていないのですが、Tripadviserの写真で見つけて、店員さんに聞いて出してもらった隠れメニュー。

バーガーにも入っていた甘い玉ねぎとチーズが乗っています。 
サウザンアイランドドレッシングとタルタルソースの中間のようなソースが無料でついてきました。

ポテトをディップして食べるようです。マックやケンタッキーでも色んなディップソースがあり、フランスでは定番の食べ方なのかな。

ビストロやカフェでもバーガーはよく見かけるし、それなりに美味しいのですが、パンやチーズがフランス風になっていて、イマイチバーガーを食べた気になれなかったのです。

アメリカ式のバーガー屋さんをとことん真似したこのお店、アメリカの本家には勝てないけれど大満足できました。

オシャレなジュース

最近、外食の際にフルーツジュースをよく頼むようになり、とっても美味しいブランドとの出会いがありました。
Alain Milliat というフランスのジュース&コンフィチュールブランド。

ちょっと高級なホテルやレストランでフルーツジュースを頼むと出てくることがよくあります。 

近所の酒屋さんでワインの脇に密かに置かれていたりすることもありますが、今のところラインナップが最も豊富なのはボンマルシェ食品館。上の写真の通り、様々な種類がずらり。
  
私のお気に入りは、ネクターシリーズ(果肉入り)のいちご(fraise)味。濃厚!

フランボワーズは少し酸味が残っててネクターなのにさっぱりした味です。

また、ものすごくオシャレだなと思って買ってみたのは、ぶどうジュース! 
こちらはネクターシリーズはなく、ジュースを意味する”Jus”と書かれています。

ぶどうジュースだけでなんと4種類。

白ぶどうジュースはソービニョンとシャルドネ、ロゼジュースはカベルネ、赤ぶどうジュースはメルロー。

ワインと同じ品種のぶどうを使って作られています。

味は、デザートワインのよう。他のジュースほど甘くはなく、種類にもよりますが程よい酸味と甘み、そして後味が残り、ぶどうの味をしっかり味わうことができます。

ぶどう王国のこだわりをしっかり閉じ込めたジュース。重い瓶に入っていてなかなかまとめ買いできないのが残念、、、

尚、日本でも通販で一部扱っているようです。

甘いもの、大満喫中

9月に入ってから、甘い物が欲しくなることが多くなり、色々なスイーツに手を出してしまいました。

まずは、一番ヘルシーで季節感のある物から。ミラベル(Mirabelle)というスモモの仲間のフルーツです。

 
上の写真の中央に映る、黄色とピンクの混じった丸いフルーツがミラベル。日本ではほとんど売っていないのではないでしょうか。

(ちなみに、左下に移るのは緑色のいちぢく!珍しい物ばかり。)

フランスでは、ミラベルをコンフィチュール(ジャム)として見かけることが多いのですが、8〜9月上旬が収穫期のようで、この時期だけは生のミラベルを楽しむことができます。

少し大きめのぶとうのようなサイズで、大きめのひまわりの種のような種が1粒に1個ずつ入っています。

味はまさに甘いスモモ!とっても甘くてみずみずしくて、何個でも食べれてしまう美味しさでした。

料理教室ではミラベルのタルトも作りました。  

もうすぐ食べれなくなってしまうのが本当に残念。でも、日本に帰るときは必ずコンフィチュールを持ち帰ります。

次に、イチゴのコンフィチュール。

 
パンよりご飯が好きな私はコンフィチュールを使う機会も限られてしまうのですが、ヨーグルトに混ぜて使っています。

これは、Des gateaux et du pain というお店の物。パン屋兼ケーキ屋さんなのですが、クッキーやコンフィチュール、アイスクリームなども売っています。

女性パティシエのお店で、日本人観光客にも人気なよう。

7ユーロで売っているイチゴのアイスクリームも濃厚でとっても美味しかったのですが、この6ユーロのコンフィチュールも素晴らしかったです。

 
いちごがぎっしり、酸味は控えめなのに甘さも強すぎず上品。子供の頃にトーストに乗せて食べたいちごジャムとは全然違う味でした。

次に、こちらも日本ではなかなか見かけないフランスの定番お菓子、シューケット。

中に何も入っていないシュークリーム、みたいなお菓子です。

と言うと、クリームなしじゃつまらない、と感じてしまうでしょうが、表面に白い砂糖粒がかかっていて、これが程よい甘さでクリームなしでいけてしまうのです。

 
甘みの強いお菓子が多い中で、シューケットは甘さ控え目、地味なのにくせになる味です。パン屋さんでもよく見かけます。

学校でもつくり方を習いました。それだけメジャーなお菓子なのです。

何度も通っているJacque Genin のマンゴーキャラメル。
賞味期限が1週間で要冷蔵、というこだわりのキャラメルは、爽やかなマンゴー味とキャラメルの本来の甘みがうまく調和しています。 
Jacque Geninはチョコレートやフルーツゼリー(パテドフリュイ)も素晴らしく、お店丸ごと大好きです。

最後に、、、

料理学校のチームメイトのお手製ミルクレープ。

 やはり手作りの良さがありました。素朴な味!

食欲の秋はこれからが本番です!

料理漬けの日々

ほぼ週6で通う料理学校のおかげで、料理漬けの毎日を送っています。

正確には、休みの日にいつもの個人レッスンも受けているので、毎日猛特訓!

帰宅するとヘトヘトで、昼寝する日も多々あります。まるでスポーツのよう。

ほぼ10歳下の子たちに囲まれながら、超初心者の私は怒られたりやり直したりの連続で、とても恥ずかしい時間です。

メニューによっては、その難しさから学校に行くのが憂鬱になることもありますが、知らないことばかり学んでいるので本当に貴重な経験ができています。

気づけばカリキュラムのもう1/3が終わっているので、毎日を大切に過ごさなくては。

最近作っているのはこんな料理です。今回の写真はシェフの作品ばかり。

シェフが作った、様々な卵料理。
 
朝ごはんの充実に繋がりそうです。 特に右下のポーチドエッグは、実技でも作る機会があり、たくさん練習しました。

ポーチドエッグとネギを乗せたパイ。オシャレなプレゼンテーションです。

パイ生地作りがかなり大変でした。生地を何度も織り込んで、層を作ります。

カニのビスク(スープ)。生きたカニを鍋に突っ込んで、炒めながら棒で叩いて潰すという、なかなか残酷な料理。
上がシェフ、下が私の作品。スープの色が違います。

私の作品は、スープを煮詰めすぎてしまったようで、とっても濃い味になり減点されちゃいました。加減が難しいです。

カニサラダ。アボカドをワカモレ風に調理したものの上に、カニマヨ、揚げたネギ、そしてフルーツをトッピング。

カニは再び生きたものを調理しました。

2回連続カニだなんて、意外なメニュー選定、、、

コンソメスープ。

カット野菜、卵白、牛ひき肉を使っての出汁づくりから始め、鍋で煮込んだあと、しっかり漉して透明なスープを作り、野菜を別々に茹でて最後に合わせます。 
市販のコンソメとは透明感と味わいの深さが大違いでした。私の作品も少しだけ持ち帰り。
 

再びチキンの登場です。今回は、ローストチキン。チキンと野菜を焼き、水を加えて煮詰めた”Jus”(茶色のソース)をかけて食べます。

両脇にはアンティチョーク。フランス料理の定番野菜です。
 
顔つきチキンも2匹目となると少しは慣れましたが、やはり好きにはなれません。特に、チキンをバーナーで炙った時の匂いが大嫌い。

サーモンのグリルとバイロンポテト。私の作品です。
 
こんなに脂ののったサーモン、フランスでは初めて。かなり良い素材ばかり使わせてもらっています。

バイロンポテトは、マッシュポテトをシュークリームのように絞り、上からチーズ入りクリームとチーズをかけて焼いたもの。美味しいです。

サーモンの下に隠れてしまいましたが、ほうれん草のガーリックバター炒めも添えてあります。

ほうれん草は虫が付いていることが多いから3回は洗うようにとのこと。

料理のクラスではデザートは作らないのですが、シェフによるデモンストレーションではこんなのを作ってくれました。

シュークリームにホイップとチョコソース、バニラアイスをかけた、プロフィットロールです。アイスクリームも、もちろん自家製。
 
試食の時間はいつも、パティシエコースにしたらよかったかなあと思い悩んでしまいます。