有料トイレで一休み

以前にも話題に出した、Opera地区にあるPrintemptデパートのトイレで一休み。
プランタンは、最も大きなモード館(主に女性向け商品を取扱い)、メンズ館、コスメ館の3棟が並んでいるのですが、広さの割にトイレは少なめ。
そして、コスメ館の3階にある下着売り場の奥に隠れたトイレは、一人1.5ユーロの有料トイレでした。

カラフルなトイレットペーパーや関連商品のディスプレイ。
パリではキティちゃんが人気で、いたるところで見つけます。ライセンス販売、おそるべしです。

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受付カウンターで代金を支払い、個室に入るとこんな感じで棚に物販コーナーが。
さすがに便座は写しませんでしたが、流すボタンが写真の下のほうに写っています。
パリとミラノとベネチアの3都市で、これまでの自分の経験上シェア8割を超えている、GEBERITのボタン。
日本では全く見ませんが、欧州ではTOTOレベルの大活躍です。

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有料なのでさすがに個室も洗面所も綺麗でした。
自分が使ったあと、すぐに清掃員の方が掃除をしていました。もしかしたら誰かが使うたびに掃除しているのでしょうか。
清掃員は、女性エリアでもなぜか男性でしたが、笑顔で送り出してくれるのでまぁ良いかなという気分に。
入りたくもないカフェに入って、5ユーロで普通の味のエスプレッソを頼むぐらいならば、ここで1.5ユーロ使うのは安いのかもしれません。

休日のマレ地区

もう4度目の訪問となる、お気に入りのマレ地区。
フランスの代表的な洋服ブランドはもちろん、ヴィンテージショップや雑貨屋さん、おしゃれなレストランが連なる街です。
NYのSOHOみたいな場所。
迷路のような小道を歩くと、宝物に出会えそうな気持ちになります。

今回の訪問は日曜の午後ということもあり、かなり混雑。
デパートや主なお買い物スポットは日曜が休みなので、大部分の店が開いてくれているマレは貴重なエリアです。

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ユニクロも賑わっていました。

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今日の訪問の目的は、この街をぶらぶらすること、ではなく、タイ料理。
すっかり恋しくなってしまったアジアの味を求めて行ってきました。
家では和食や韓国料理を中心に自分で作って食べていますが、タイやベトナムのクセのある辛さが恋しくなりました。

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アメリカの旅行ガイド、ロンリープラネットにも載っている、Mai Thaiという名のレストラン。
日曜も19時から営業しています。
外の席で料理を待つと、タクシーに載った観光客が続々と現れました。
昨日のPassage53に続き、いろんな言語が飛び交う国際的な雰囲気に。
皆さん、パリ観光の中でフレンチに飽きてここに来たんですね。

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日本で食べるのと同じようなレベルの、パパイヤサラダ、春巻き、パッタイ、鶏肉とカシューナッツの炒め物。
お店では英語が通じ、メニューも英•仏の併記です。
パリ滞在中の貴重な駆け込み寺になりそうです。

帰り道では、駅の近くのパン屋さんで明日の朝食用のクロワッサンを購入しました。
パン屋さんも日曜休業の店が多いため、同じように土曜にパンを買い忘れた人々が行列をなして、バゲットやクロワッサンを買っていました。
日本みたいに夜だからと言って安売りはしてくれません。残念ながら。

行きたかった場所へ: Passage53

1年ちょっと前でしょうか、情熱大陸というテレビ番組でとあるパリのレストランシェフの特集をやっていました。
Passage53という名前のフランス料理店で、パリ2区にある小さなアーケードの中にお店がありました。住所がまさにPassage53だとか。
シェフは日本人で、パリの日本人シェフとして初めてミシュラン2つ星をとった佐藤伸一氏。
とても小さなお店の中には彼のこだわりが一杯で、テレビに映るその料理を見て、ぜひとも訪ねてみたいと思っていました。
その時はまさか自分が翌年からパリに住むことになるとは思ってもみなかったのですが。

その番組の中で最も印象的だったシーンは、お客さんが料理を残した際に、その皿を裏で見た彼が涙を流していたこと。
何で残したんだろう、何がダメだったんだろう、と言って彼は非常に悔しそうに泣いていました。
仕事で泣くことはプロとして宜しくない、というのが一般的な意見かと思いますが、私は本気で全身全霊を込めて仕事していたら、勝った時も負けた時も泣かずにはいられないと思ってしまいます。
彼の気持ちが痛いほど分かったので、この店に来る前からファンになってしまいました。

さて、パリに来て早々、つたないフランス語と英語を交えて電話で3週間先の予約を行い、前日に確認の電話も入れた上で迎えた今日。
お店のあるPassage des Panoramasは、とっても小さな商店街で、レストランや雑貨屋がぎっしり。
1799年から始まった、パリ最古のアーケードだそうです。

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お店はとてもシンプルな外装で、住所をみていないと通り過ぎてしまいそうでした。

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たった22席の小さなお店ですが、給仕係が3名と、シェフ&見習いの方が6-7名いらっしゃいました。
給仕係はおそらくみなさんフランス人で、フランス語と英語が堪能です。
料理を作っている方は全員日本人とのことで、2階のキッチンで精力的に創作されていました。

メニューは1種類のコースのみ。さらに、本日のスペシャルとしてキャビアの前菜を単品注文しました。

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秋の食材、ボルチーニ茸のコンソメスープからスタート。

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追加注文したキャビアとチーズとニョッキの前菜。ワインが進みます。

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かぶと海老。ソースは昆布出汁のジュレ。日本らしさが隠れています。

IMG_2305.JPGこちらが彼のスペシャリテ、カリフラワーとイカのお料理。同じ色の食材は相性が良いそうです。初めて食べる味。

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ボルチーニ茸とお魚(名前を聞き忘れました)。秋らしく、きのこや栗をトッピング。

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スイートオニオンをキャラメリゼし、なんと中にはイベリコ豚。

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チキンと野菜。野菜はもはや何だかわかりませんでした。大根のような、リンゴのような、それともフランス独自の野菜なのか。
タイ料理で使うようなスパイスの香りがしました。

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全くクセのない食べやすいラム肉。グレープフルーツとりんごと生姜のソースで。

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白ぶどうのシャーベットとムース。フランスらしい。

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甘党にはたまらない、デザート三種セット。
洋梨とお米のデザート、クリームブリュレ、チョコタルトです。

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アメリカンとマドレーヌ。

写真から分かるように、品数が多いのでかなりお腹いっぱいになりました。
どのお料理もサプライズがあって楽しく頂くことができました。
そしてどれも忘れられないようなユニークな味、同時にとても優しい味。
季節ごとに訪ねようと強く心に決めました。

給仕の方に聞いたら、この店の良いところは世界中からお客さんが来ることだとおっしゃっていました。
フランスや日本はもちろんのこと、香港やアメリカ、オーストラリアなど、本当に様々な国のお客さんが来て、時には誰もフランス語を話さないこともあると。
ミシュランの星の効果なのか、それとも彼の料理を食べた人々の口コミが世界中に広まっているのか、何れにせよ日本人としては本当に嬉しいことですね。

色鮮やかな作品を愛でに

シャンゼリゼ通りを凱旋門と逆方向に歩いた端にある、大きな建物。グラン•パレです。

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1900年のパリ万博のメイン会場として建設され、現在は美術館、ギャラリーとして使われているこの建物。
大規模な改修を行ったので内装は近代的で、トイレも綺麗。
一方で、外装は大きな丸屋根と柱が100年の重みを感じさせ、敷居の高い雰囲気を醸し出しています。

今回観に行ったのは、フランスとアメリカのハーフのアーティスト、Niki de Saint Phalle氏の作品展。
2002年に亡くなったニキは大変綺麗な女性で、若い頃はモデルとしても活躍されたアーティストでした。

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日本でも、既に閉館してしまいましたが那須高原にニキ美術館があり、一定の知名度があるようです。
代表作は、黒い女性像にカラフルな装飾を行った「ナナ」。

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1960年代、人権運動が世界的に活発化する中で、新しい時代の、自由と喜びに満ちた女性を表現した作品でした。

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小さなスケッチ画も色遣いが独特で、繊細なラインなのに斬新なイラストが楽しい。

グラン•パレは長い歴史のある美術館ですが、ニキの作品のみならず、作品制作中の映像やモデル時代の写真を照明と上手く組み合わせて、驚きに満ちた先進的な展示を行っていました。
グラン•パレのおかげか、それともニキの人気のおかげか、平日の夜なのに大変賑わう美術展でした。
仕事帰りに美術館、なんて、私は一度もやったことがないのでとてもオシャレに感じます。

今回もオーディオガイド(英語)を借りてみたものの、人が多すぎて丁寧な説明を聞いていると邪魔になってしまう状態。
でも、パリの美術館では英語の説明がほとんど書いていない場合もあるので、オーディオガイドがあるだけで作品への理解が大きく変わるものだと改めて思いました。

グラン•パレでは来月から北斎展が行われる予定。日本語のガイドがあると嬉しいのですが。

お風呂はないけどサウナなら、、、

どうしてもお風呂に入りたくなり、仕方なく予約したのはトルコ式風呂、ハマムです。
残念ながらバスタブに浸かることはできませんが、ユーカリの香りのミストサウナで身体を温めます。

お店はこんな雰囲気。

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ハマムの中のことがもっと分かる記事はこちらを参照してみてください。私が行ったところとはだいぶ異なる、とてもゴージャスなお店。

私が行ったのは、家から徒歩圏にあるエステサロンの中のハマムで、30ユーロ弱でスクラブと言う名の垢すり付き。
1時間半ほどサウナと休憩エリアを行き来し、全身汗びっしょりになったところでスクラブし、つるつるに。
岩盤浴よりは少しハードな印象です。
また、甘いミントティーがサービスでついて来て、これがクセになる美味しさでした。

お風呂なので仕方が無いのですが、入浴時の格好がとても恥ずかしかったです。
裸に生地小さめの白い紙パンツ(普通は白じゃなくて紺なのですが、パリは白?)を履いてサウナに入り、スクラブの時は当然ながらそのまま胸丸出しの格好で寝そべり、女性のエステシャンにほぼ全身くまなく削られます。
エステシャンの方はもう慣れているんでしょうけれど、女家族の前でも隠して着替えている私にはかなり恥ずかしい時間でした。

元々ハマムは大衆浴場なのでスペシャルなものではないのですが、パリでは銭湯的な(場合によってはちょっと汚い)所から超高級店まで様々なハマムがあるとか。
夫からは月1回しか利用が認められていませんので(苦笑)、また1か月後に違うお店にチャレンジしてみます。

30分で3軒廻れる日本人に人気のお店

日本から遊びに来ていた友人と過ごす最終日は、彼女のお土産を買いに朝ご飯がてら外出です。
向かった先は、8区のMadeleine(マドレーヌ)駅。
この駅から50m圏内に、日本人に人気のお店が幾つもあるのです。

まずは、日本のデパートでもお馴染みの、マカロンのLaduree
パリでは、喫茶スペース付きの店舗のみならず、空港の出発ターミナル内など色んなところに小売店が散らばっています。
雑貨屋にラデュレの小物コーナーがあったりもするので、どこまで人気なんだか。

本店はシャンゼリゼ通りではなく、このマドレーヌ駅のそばにあります。
カフェは朝8時から(日祝日は10時から)営業しており、朝ご飯メニューとしてパンの盛り合わせセットやオムレツなどが提供されています。

友人が頼んだエッグベネディクト。こんなにコンパクトでケーキみたいな形は初めて見ました。

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私が頼んだフレンチトーストは、写真が上手く撮れなかったため掲載できませんが、ふんわりサクサクで美味でした。
日本ではホテルオークラのフレンチトーストが有名ですが、それと比べるとミルクをあまり含んでおらず、軽い食べごこち。

カフェで食事を摂ると、さすがに表題の「30分で3軒」は難しくなりますが、マカロンなりトートバッグなりキーホルダーなりをテイクアウトするだけならば、すぐに終わります。

次に訪ねたのは、老舗マスタード店のマイユ
こちらは我が家にある、最も一般的なマイユのマスタード。
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フランスではドレッシングがほとんど売っておらず、代わりにオリーブオイルと塩orバルサミコ酢を使うか、マスタードorマヨネーズを使うのが主流のようです。
ソーセージ以外の色んな食べ物にマスタードを合わせるようで、マスタード自体も様々。
日本で最も一般的なつぶつぶマスタードに加えて、もっとまろやかでマヨネーズ風のものや、オニオンやガーリックの風味がついたもの、甘いものなど本当に様々です。
マイユのマスタードは普通のスーパーでも販売されていますが、直営店限定のフレーバーが色々とある模様で、サイズも小さいものからあるのでお土産にぴったり。
また、直営店では試食もできます。

マイユから更に2分ほど歩くと、紅茶で有名なフォションに到着。
フォションは実は紅茶屋さんではなく、食のセレクトショップだそうで、Dean&Delucaみたいな存在です。

とっても可愛いディスプレイだったので、ここでは写真をたくさん撮りました。ピンクの使い方が大胆。

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こちらも喫茶スペースやデリコーナーがありますが、お土産コーナーがとっても広いのです。
オリジナルの紅茶やコーヒー豆、フォアグラや野菜のペーストの瓶詰め、チョコレート、クッキーなどが、様々なサイズで用意されています。
ここかデパートの地下でお土産を買うのが一番楽かもしれません。

購買欲を高める建築

パリのデパートの二大巨匠、プランタンとギャラリーラファイエットへ。
この二つは、オペラ座のそばの一等地で隣り合わせに立っています。
どちらも大変広く、ブランドの数も日本のデパートとは比べものにならないほど多く、何でも買える反面、探しているものを見つけることは大変そうです。
そして何よりも建築デザインが特徴的で、一度は訪問する価値のあるスポットです。

まずはプランタン。
屋根がこんなに美しいステンドグラスになっていて、最上階のカフェレストランから眺めることができます。

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ノートルダム寺院のステンドグラスを見た後でしたが、プランタンはそれに負けないぐらい美しく迫力がありました。
座って食事をしながらゆっくり見れることに加えて、ノートルダムより日当たりが良いのか、明るく見えるのが嬉しいです。

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レストランの雰囲気は、少しおめかしして行きたい印象で、ホテルのロビーで食事するような感じでした。
久しぶりに食べたくなって注文したハンバーガーは23ユーロで、とても気軽には食べに来れない。
日本から友人が来た時用のお店としてセグメントづけしました。

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フランス風の工夫として、バンズ(パン)がサクサクしていて美味しいことと、マスタードが入っていることが特徴でした。他の店でもそうなのかはまだ分かりませんが。
しかし、フライドポテトは、やはりアメリカで食べる方が美味しいですね。
プランタンのはそれなりに美味しいものではありましたが、アメリカよりサクサク度が落ちるような。

つぎにギャラリーラファイエット。
こちらは吹き抜けの使い方が見事。

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1階の化粧品売り場からの眺めは圧巻。高級ブランドに囲まれながらこの吹き抜けを見ていると、自分がお金持ちになったという錯覚が激しく襲って来ます。

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シャネルやフェンディのデザイナーを過去に務めた、カール•ラガーフェルド氏のポスター。
現在は自身の名を冠したブランドをパリなどで展開しています。
ファッション界の巨匠で、完璧主義で、革新的。
こんなに大きなポスターを張るぐらいなので、彼のブランドイメージは、ギャラリーラファイエットが目指す方向性そのものと言えるのでしょうか?
私見では、プランタンは三越、ギャラリーラファイエットは伊勢丹という印象でした。

ギャラリーラファイエットにはなんとマクドナルドが入っています。
地下のフードコートなどではなく、地上階にきちんと1つのレストランとして入っています。しかもちょっとおしゃれ。
メニューは、極めて普通のマックでしたが。

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音声ガイドのありがたみ@ミラノ

7年ぶり、2度目の訪問となるミラノ。
前回はリーマンショック前のボーナス直後で、憧れのブルガリホテルに泊まる豪華な旅でしたが、今回は無職なのでそんなお金があるわけもなく、安全で便利なロケーションのホテルの中から、そこそこのものをチョイスしました。
Una Hotel Centuryという所だったのですが、この選択が意外と良く、1人1万円代でこのような広いお部屋に泊まれました。もちろんバスタブも!

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ユーロスターの発着駅であるミラノ中央駅から徒歩5分少々、見た目と朝食はビジネスホテル➕αでしたが、お部屋はリニューアルしたのか、とても綺麗で広かったです。
ミラノ中央駅からはドゥオモまで地下鉄で4駅、マルペンサ国際空港まで直行バスで1時間弱と、大変便利。

Una Hotel Groupはイタリアのホテル会社で、2000年に設立されたばかりのブランドですが既に国内に32軒、3127部屋を擁しています。
ヨーロッパのホテルは、世界的なチェーンに内包されているか、小さな独立系かのどちらかが主体かと思っていたので、これだけの規模で、かつ一国に限って展開するブランドがあったことに驚きです。

さて、ミラノに来た目的は、同行者はお買い物だったようですが、私はドゥオモ見学でした。
昔、冷静と情熱のあいだという映画を観てから、いつかドゥオモに上りたいと思っていましたが、あの映画で出てくるのはフィレンツェのドゥオモ。
そちらにも行かなくてはなりませんが、とりあえずは前回訪問時に上れなかったミラノの方を楽しみます。

昼のドゥオモと夜のドゥオモ。どちらも存在感があり、力強く見えました。

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ドゥオモの前にあるドゥオモ広場とガッレリア。プラダ本店などがあります。
広場は鳩と怪しい商売人だらけ。

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ミラノのドゥオモの入館料は無料ですが、上に上るのにはエレベーターだと12ユーロかかります。
かつ、音声ガイドを借りると5ユーロ。中で写真撮影をするには2ユーロ。
今回は中での写真撮影をギブアップする代わりに、日本語の音声ガイドを借りました。
これが凄く良かったのです。
想像以上に丁寧で、50件ものステンドグラスや彫刻に関する説明が入っていて、全部聞いて周っていたら、なんと2時間以上もかかりました。
つまりは、時間に余裕のある方しか楽しめないのですが、それぞれの作品に関する背景や、人物に関する説明があり、非常に充実した時間を過ごせました。
ドゥオモのステンドグラスは、ノートルダム寺院やプランタンで観たものと異なり、模様ではなくストーリー仕立てとなっているので、説明なしでは綺麗だなで終わったであろうところ、一つ一つ異なるストーリーを理解することができ、面白さが増しました。
また、ちょうどミサをやっており、聖歌隊の美しい歌声を緊張感のある雰囲気の中で聞けたこともラッキーでした。その代わり、立ち入り禁止区域はふえてしまいましたが。

ドゥオモの上の様子と、そこからの景色はこのようなものでした。
かなり広く、歩く場所が多かったのが印象的でした。
工事中のため、見栄えの悪いところもありましたが、美しさと安全を保つためには仕方が無いですね。

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そして、、、今回もランチだけしに訪問しました。ブルガリホテル。

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このお庭の雰囲気と、建物の落ち着いた色づかいが好きでした。
しかし、高すぎる。このランチも、これ以外にパン盛り合わせがついて約5,000円です、、、

ただただ景色を楽しむ旅

ヴェネチアの旅。
人口26万人、年間観光客2000万人という観光都市。
初めての訪問ということで、完全な定番コースを辿ります。
運河沿いのホテルにチェックインした後、ゴンドラで運河を優雅にドライブです。

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夕暮れ時の時間帯を選んだので、ゴンドラ代は高くついたものの、日が沈み照明がロマンチックに灯る様子を満喫できました。

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2日目は早起きして、外に朝食を食べに出かけた後、サンマルコ鐘楼へ。
ちなみに、鐘のある高い塔のことをイタリア語ではカンパニーリと呼ぶそうで、バークレーのキャンパスにも名物カンパニーリがありました。

エレベーターで数十メートル登ると、こんな景色が広がっていました。
天気も良かったので、想像以上の絶景を楽しめました。

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ヴェネチアにも秋が近づいていて、風が強く少し肌寒い気温なのですが、強い日差しと美しい景色のおかげで気になりません。

あっという間に時間が過ぎ、ユーロスターの駅へ移動する時間に。
ヴェネチアでは自動車が一切走っておらず、水上バスか水上タクシー、ゴンドラのいずれかによって移動することになります。
駅までは水上バスで。これもまた新しい景色を楽しめるので、移動が苦になりませんでした。
乗り物の揺れについては、乗り物酔いのひどい私でも(薬は念のため飲みましたが)楽しめたので、大抵の人は大丈夫ではないかと。

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なぜか途中からは白黒で撮影してしまいました。それはそれで味が出て良かったですが。

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こちらがユーロスターの駅。水の都とはここでお別れです。
のどかな田園風景を観ながら、ミラノへ
2時間半かけて移動しました。
嘘のように美しくて、石畳の細い道が迷路のようで、好奇心を掻き立ててくれる街でした。

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ちなみに、、、
ユーロスターの駅は、軽食用のレストランとお店がちょこっとあるだけで、あまり面白い場所ではありません。
テナントとしては、洋服のブランドが少々とロクシタンが入っています。
トイレはレストランエリアに小さいのが1つ。行列になっていたので、駅のホームの反対側に、1ユーロの有料トイレがあり、そちらを使いました。
基本的にはきれいでしたが、便座の上のワッカ?がない個室もあり、どこまでも気が抜けないヨーロッパのトイレ事情です、、、