野菜の美味しいミシュラン一つ星

高級なレストランは当面行かないつもりだったものの、友人が予約してくれたお店が超高級店で、流れでお金を使ってしまいました。。。

しかし、使った額に見合う、スペシャルな素材ばかりを使ったとっても美味しいレストランでした。

日本人シェフ、小林圭さんのフレンチレストラン、Keiというお店です。

パリの高級ホテル、プラザ•アテネにあるアラン•デュカスで7年間修業されたのちに、ご自身のお店を開業されました。

お料理はどれもとってもクリエイティブ。

テーブルにお皿を運んだ後、お客様の目の前でフレッシュソースをかけるスタイルのプレートが多かったです。

どのお皿も印象的でしたが、一番感動したのはシーザーサラダ。

プレゼンテーションの仕方はもちろんのこと、野菜一つ一つがシャキッとしていて本当に美味しくて、摘みたてなのがよく分かりました。

普段自分が食べているスーパーの野菜との違いにがっくり。

アミューズ



前菜のキャビアのタルト



シーザーサラダ。白い泡はレモンムースで、上から黒トリュフのチップをかけています。

泡の中にはサーモンが。とてもさっぱりした味わい。



デザートのように見えるこちらは、中にオイスターとほうれん草が!

しそオイルとカシスソースと共に。



じゃがいものニョッキ。黒トリュフをたっぷりかけて。



Keiのスペシャリティだという、スズキの鱗焼き。カリカリの皮が美味しい。

エリンギと一緒に、和食のような味わい。



ラングスティン、日本語ではアカザエビというそうです。

まろやかなかぼちゃソースで。またしても黒トリュフが添えられています。

サーロインステーキ。人参ソースの甘みがうまくマッチしていました。



チーズのパンナコッタ。ブラックベリーソースで。





ゆずシャーベット。隠し味に生姜。





りんごスフレとキャラメルアイス。





プチフール。



料理もサービスも文句無しでミシュランは一つ星。

20代&30代の女子会には敷居の高すぎるお店でした。

最近パリからユーロスターに乗ってロンドンへ行きました。
2時間半で着くので、東京-大阪間とほぼ同じ。
但し、入国審査や手荷物検査があるため、列車が出発する30分以上前に駅に到着して手続きを済ませる必要があります。

ユーロスターが繋ぐのは、パリの北駅(Gare du Nord)と、ロンドンのセントパンクラス駅(St Pancras Station)。
どちらの駅のホームも、とても広々としていて、開放感の下でたくさんの人が行き交う姿を眺めることができます。
特にセントパンクラスは、大きな時計が味わい深くて好きです。

パリの北駅。

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なぜかピアノがあります。

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ロンドンのセントパンクラス駅。

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パリの地下鉄の駅はあまり面白いものではありませんが、このユーロスターの駅だけは、旅に出る高揚感を高めてくれるので好きです。
いつだったか、カトリーヌ•ドヌーブが出ていたルイヴィトンのこの広告を思い出さずにはいられません。

人に酔う@ルーブル美術館

冬が訪れてから、ルーブル美術館を2度訪ねました。
1回目は12月の第一日曜日の朝。入館料が無料となる日で、大混雑。
2回目は本日、2月の平日の昼下がり。
閑散としている姿を想像したものの大間違いで、観光客で溢れるいつものルーブルでした。

こんな人混みの中でモナリザ。イメージと違う、、、

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スフィンクス、モナリザより大きいので遠くからでもよく見えるものの、こんな風に見たかったかと言うと?です。

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とにかく広いので、初心者の私は日本語の写真集を買い、オーディオガイドをダウンロードしてガイド通りに歩きました。
超有名どころばかり、モナリザ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、そしてエジプトの展示を見て今日は終了。あと何回行けば全部廻れるのでしょうか。

古代エジプト美術は、作品の数が本当に多くて、象形文字を飽きるほど眺めることができるのですが、それよりも印象に残ったのはそのすぐそばの廊下の展示物。

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Anselm Kiefer氏というドイツの美術家の作品が2つ。
2007年から展示されている作品ですが、現在も活躍するアーティストがルーブルの内装に関わるのは50年超ぶりだったそうです。
重厚感のある内装の中で、シンプルな作品が押し潰されることなく凛とした佇まいを見せていました。
大変古く貴重な作品の宝庫であるルーブルですが、ただ良いものを展示するだけでなく、他にもユニークな試みを色々と取り入れているようです。