逆転の発想

久しぶりにデパート、ギャラリー•ラファイエットへ。
クリスマスまであと1か月を切り、土曜ということもあり大混雑。
一部商品はプチセールもやっていて、クリスマスギフトを買う人たちで溢れていました。

ギャラリー•ラファイエットといえば、毎年クリスマスの時期に行う豪華なデコレーションが目玉です。
今年は逆さツリー。吹き抜けの天井から、こんなに大胆に飾ってありました。

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パリで和食修行も

通い始めた料理教室の最大の利点は、フランス料理に加えて和食も教えて下さること!

今日は第二回目のレッスンで、初の和食にチャレンジしました。
お米の美味しい炊き方、出汁の正しい取り方だなんて、まさかパリで学べるとは思わなかったのでとても嬉しい。
そして、今日の献立は、炊き込みごはん、牛と豆腐のハンバーグ、ブロッコリーのサラダ、赤だしのお味噌汁。
野菜がメインのヘルシーで優しい味を楽しんできました。

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手作りのごまドレッシング、重宝しそうです。市販品はパリではとっても高いのです、、、

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先生の話を総合すると、和食は包丁使いから細かいルールがたくさんあって厳しそう。
板前を目指したら、料理の楽しさを体感する前に挫折してしまいそうです。
だからこそ、その苦労を乗り越えて成功した人たちは、自分にも他人にも厳しいプロフェッショナルなのでしょうけれど。

彫刻家のチョコレート

語学学校のそばで見つけた素敵なチョコレート屋さん。
調べてみたら、今年のバレンタインの頃に見かけて気になっていたチョコレートを作っているお店だということが分かりました。
大阪のリーガロイヤルホテルのロビーに、惑星のような宝石のような不思議なチョコレートが飾られていたのです。

お店のオーナーは、
パトリック•ロジェ氏というフランス人。
チョコレート界の彫刻家だとかスーパースターだとか、色んなネーミングがついている旬のショコラティエだそうです。
実際に、お店ではチョコレートで作った大きなペンギンの彫刻が飾られていました。
美しいディスプレイに心が踊り、学校帰りに買いに行ってみました。
最近フランス語で落ちこぼれている自分を励ますため、、、というのが本当のところです。

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トリュフ10粒、Instinctという名のアーモンドとヘーゼルナッツのプラリネ2粒、Borneoという名のゴマのチョコレート2粒。
しめて約13ユーロ。1粒1ユーロ以下というのは、有名店としてはとってもリーズナブルな値段です。
日本でも売っているラデュレやLe Chocolat de HやPierre Hermeなどなど、本場フランスで買ってもとても高いですから、、、
そして、(ちょっと怖い表紙の)立派なパンフレットも無料でつけてくれました。

これら3種類の小さなチョコレート、どれもとても繊細な味で、まるで香水のように口の中で風味が少しずつ変わっていく印象を受けました。
お店の雰囲気やパッケージはとても大胆なので、そのギャップに驚きます。

彼の得意技は、フルーツなどの素材とチョコレートのハーモニーだとか。
カタログにはたくさんのフレーバーが載っていました。
パリで流行りの柚子フレーバーももちろん。
トリュフで満足せずに、まだまだ足を運ばないといけません。

クリスマスシーズン到来

パリで迎える初めてのクリスマスシーズン。
映画「プラダを着た悪魔」のロマンチックな冬のパリのシーンを観てから、ずっとこの時期のパリに憧れていました。
日本から来るとなると、チケットがとても高い時期なのでなかなか実現できませんでしたが、今年はやっと満喫できます。

目玉はクリスマスマーケット(フランス語でマルシェドノエル)。
調べてみると、こんなにいろんなところで開催されるようです。
今日は、11月後半から1月4日まで続く大規模なマーケット、シャンゼリゼのマーケットへ!

小さなお店がぎっしり並んでいます。
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特設観覧車まで出現。スケートリンクやミニジェットコースターもあり、まるで移動遊園地のようです。

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IMG_3237.JPG巨大な風船。中にはリアルサンタクロースが座っていました。
白人のおじいさんのコスプレはかなりリアルです。。。

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お肉屋さん。クリスマスの飾り付けをするとこんなに可愛いお店になります。

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チュロスやさん。どういうわけかたくさんありました。人気のようです。

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気軽な飲食店はたくさんあり、みんな食べ歩きを楽しんでいます。

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クリスマスオーナメントやキャンドルのお店は至る所に。

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クリスマスとは全く関係ないお店も。石鹸屋さん、アクセサリー屋さん、帽子屋さんなどなど。

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そして、シャンゼリゼのイルミネーション。またもや技術不足で美しさを十分表現できていませんが、、、
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カフェでホットチョコレートを飲んで一休み。
とってもパリらしい一日でしたが、人だかりにまみれてさすがに疲れました。

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今更ながら料理デビュー

適当に買った安い食材を、切って混ぜて焼いて食べる「工作」の日々から卒業する日が来ました。

人生初の料理教室参加です。

日本人の先生からフランス料理のプライベート•レッスンを受けました。
3時間のレッスンの中で、前菜•メイン•デザートを作り、ワイン&バゲットと一緒に頂きます。
作る、と言っても、材料は先生が全部用意してくれて、事前に切って用意してくれていた食材などもあり、片付けまでやってくれる。
つまり、私がやったことはとても限定的です。
それでも、これまで聞いたこともないような野菜や貝の産地の話、選び方の話、切り方の話をたくさんして頂き、自分一人でも作れるよう有益なアドバイスもたくさん頂きました。
また、今日は初回で、私が超初心者ということもあり、簡単なメニューばかり選んで頂きました。

先生の盛り付けたサラダ。綺麗。

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私の盛り付けたサラダ。まずお皿に対して量が多すぎる。
そして色と素材のバランスが悪い。
去年、カラーコーディネーター試験に受かったのに、全く活かされず。
かぶに美しいしましま模様がついていたのに、赤いビーツでなぜか隠してしまいました。
あと、ほんとは主役のはずのミカンも隠してしまい、残念。

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比べるとよくわかる違い。手前が私のサラダです。大盛り、、、

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ムール貝の白ワイン蒸し。フランスっぽくて良いですね。
私の役目はムール貝の髭を取ったことぐらいなので、とても自分で作ったとは言えないけれど、プロセスは簡単でした。
早速家でも作ってみます。

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デザートは、りんごのクランブル。
子供の頃は、よくお菓子を作っていました。田舎だったので、食べたいものが売っていなくて。
パリには美味しそうなお菓子がたくさんあるけれど、今日は手作りの美味しさを改めて感じました。

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お酒を飲んで、お腹いっぱい食べて、お土産まで頂いて、かつ今夜は夫が不在なのでご飯の支度は不要。
穏やかな時間を満喫できました。
来週はクリスマス料理。
極めて緩やかに、成長して行こうと思います。

ルーブルの夜景

とっても綺麗なルーブルの夜景。
3年前に着手したプロジェクトにより、既存の光源を環境負荷の低いLEDに置き換えています。
東芝が担当したという嬉しいプロジェクトです。詳細はこちら

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夜景は撮影がとても難しいので、この写真では美しさを表現し切れず残念です。
友達にも勧められたのですが、そろそろきちんとカメラを学んでも良いかもしれません。

ルーブルの敷地内にあるカフェ•マルリー。
細長ーいスペースが特徴的。
上の写真の景色を目の前で、カフェの席から眺めることができます。
こちらについての話は、いつか訪問することがあれば、、、
(場所と内装はいいけど味は、、、と言われています。)

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冬のパリの夜

風邪を引いてしまい、パリに戻ってからなかなか楽しい場所にお出かけできていません。
今日も夕方までは家にいて、夜だけ夫の友人とオペラ座近くの居酒屋、大勝軒3で食事を摂りました。
パリの居酒屋は初めて行きましたが、さすがに日本には劣るものの合格の味。
唐揚げや卵焼きなどを食べてホッとしました。

そして、駅まで歩く中で通りかかったギャラリー•ラファイエット。
クリスマス仕様に、照明でラッピングされていました。

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こういった有名どころを見るのも楽しいですが、適当なビストロやカフェ、お家の様子を眺めるのも楽しいのがパリです。

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通りがかりの店の前で1枚。
2階のおしゃれなお部屋が気になります。

冬のパリはとっても寒いけれど、夜の街が本当に綺麗です。

おまけ: パリらしからぬ高層ビル、モンパルナスタワーです。

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アテネのセクシーなおみやげ

サントリーニ島、アテネ共に、おみやげには困らない場所で、日本人には嬉しい限り。
名産品は、はちみつ、オリーブオイル、ヨーグルト、サフランなどのハーブを使った化粧品やお茶、海綿(体を洗う素材)、ワインなど様々ありました。
先日行ったイタリアでは、チョコレートしか買いませんでしたが、今回は荷物のキャパと相談しながら色々買ってみました。

途中で風邪を引いてしまったので、はちみつとハーブティー。ハンドメイドの小皿はどれも少しずつ模様が違います。

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賞を取ったという、高品質オリーブオイル。まだ味見はしていません。

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珍しく、お酒。

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ミーハーな旅行客丸出しの、サントリーニセット。小さくて可愛いのでつい買ってしまいました。

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色々ありますが、一番の収穫はこちらのサンダルです。
左が自分用の「クレオパトラ」、右が夫の「アリストテレス•オナシス」(20世紀最大の海運王と呼ばれたギリシャの実業家で、最終的にはジャッキーと婚姻関係にあった人)です。

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ギリシャは革製品も名産です。
こちらのサンダル屋さんは1920年から営業している老舗で、様々なタイプの革サンダルを各サイズ、男女大人子供用に取り揃えていました。
何十年経ても変わらない普遍的なデザイン。無駄がなくてセクシーだと思いました。
値段は30ユーロほどととても安いものの、綺麗な革で、その場で各人の足に合わせた調整までしてくれます。
マリア•カラスやジャッキー、サラ•ジェシカ•パーカー、チャールズ皇太子など、名だたるセレブが顧客なのに、全く気取らない小さなお店でした。
とってもセクシーな(と自己満足している)このサンダル、早く履ける日が来ると良いですが、まだ冬は始まったばかり。

久しぶりの一流ホテル: Hotel Grande Bretagne

たまにはホテルマニアらしい話題を提供します。

アテネで宿泊したのは、市内で最も伝統のあるホテルの1つ、Hotel Grande Bretagne。
アテネの中心地で国会議事堂の目の前、シンタグマ広場に面した、大変便利な場所にあるホテルです。
Sheraton、Westin、W Hotelなどの著名なホテルブランドを擁するStarwoodグループの一員で、The Luxury Collectionというカテゴリーに属しています。
starwoodは、各地の由緒あるホテル、ユニークなエピソードを持ち、固有のブランドの価値が高いホテルについて、独立したブランドとして維持し、The Luxury Collectionというカテゴリーの中で管理しています。

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こちら、Starwoodの投資家向けスライドからの抜粋です。
彼らのグループに属する約1,200軒のホテルのうち、SheratonとWestinで半分(軒数ベース)を占めており、Luxury Collectionは87軒と、ポートフォリオの中で見たら決して多くはありません。
でも、世界30カ国で87軒もの著名なホテルを抱えている、と考えればすごい。全部巡るのは相当難しいでしょう。
2013年のデータでは、全ホテルの平均客室単価が173ドル、平均稼働率が68.7%なのに対して、Luxury Collectionと、Starwoodの最高級ブランドであるSt.Regisを合わせた平均客室単価は313ドル、平均稼働率65.5%となっており、Starwoodのポートフォリオ内で単価が圧倒的に高く、リッツカールトンやフォーシーズンズとも場所によっては競合できる高級ラインに位置しています。

そんな高級ホテルですが、現在アテネは観光という意味では寒くてオフシーズンのため、ホテルも比較的安値で泊まることが可能です。
また、サントリーニ島では激安ホテルに泊まったため、アテネでは「もう2度と行かない場所かもしれない」という言い訳のもと、勉強も兼ねてこのホテルを予約しました。結果的には来年また訪ねそうですが。

このホテルは、日本で言うと、帝国ホテルやホテルオークラのような位置づけのホテルです。
ただ高級なのではなく、歴史と様々なエピソードを持つホテル、お金が許す限りは泊まらずにいられません。

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夜のシンタグマ広場から写したホテル。左隣に、同じくThe Luxury CollectionのKing Georgeというホテルが並んでいます。
客室数は321部屋と、グランドホテルとしてはそこそこの規模です。(帝国ホテル東京は2棟で931部屋、ホテルオークラ東京は2棟で796部屋)。
元々は1842年に、裕福なギリシャ人の邸宅として建てられたものが、その後オーナーを代え、ホテルとなり、数々の戦争を乗り越えて今も残っています。
アテネオリンピックを契機に、2003年に全面的な改装を行ったため、建物はとっても綺麗で、水回りも何の問題もありませんでした。

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夜のロビー。歴史を語る写真なども展示していました。

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客室階へ上る階段。ヨーロッパに来てから、主要な建築物の多くで階段が効果的に使われていると感じています。
上った先にある景色が楽しみになるような変化を与えてくれたり、そこを通る女性の長いドレスを美しく見せてくれたり。。。

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最も安価なお部屋に泊まりましたが、こんなにゴージャスです。

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久しぶりのバスタブも最高でした。

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そして、お楽しみの朝食。8階のレストランから、パルテノン神殿を眺めながら頂きます。
少しわかりにくいですが、2枚目の写真の先にパルテノン神殿が見えます。

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注: お皿の料理はバイキングで私がピックアップしたものです。
実際には、かなりの種類のパンやチーズ、シリアル等がありました。
ギリシャらしく、オリーブとフェタチーズがたくさん。はちみつ付きのギリシャヨーグルトもやっぱりありました。

このホテルには2泊しましたが、最終日はフライトの時間に合わせて朝6時にホテルを出発しました。
面白かったのは、前もってリクエストしておいたテイクアウトの朝食(なにせ、29ユーロの朝食代がホテル代金に含まれていましたので、無駄にできず)。

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こんな立派なボックスに入れてもらい、わくわくしながら空港で開けてみたら、、、

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とにかく色々詰めてみました、という感じ。
量には全く不満はありませんでしたが、こんなにパンを詰め込まなくても、、、

そして、ホテルから頂いた素晴らしいおみやげ。

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部屋に備え付けられていたThe Luxury Collectionの本(英語)です。
買いたいと申し出たら、無料でどうぞと言われました。最高。
早速、このホテルのページから熟読です。屋外プール、今は閉まっていますが、夏に来ることがあったら必ず行かなくては。

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先日、ポンピドゥーセンターで展示を見たFrank GehryがデザインしたスペインのホテルもThe Luxury Collectionでした。

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しばらくはこの本を眺めてお勉強です。

箸休めのインド料理

いくらオリーブやフェタチーズやトマトが好きでも、毎日食べ続けるとそのシンプルな味付けに飽きてきます。。。(昨日書いたように、フレンチよりは飽きないんですけどね。)
今回も3日目で一旦お休みし、アテネに移動した後、お客さんのたくさん入っていたインド料理屋さん、Indian Kitchenに入ってみました。
これが実は口コミでも大人気のお店で、大当たり。

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2人でカレー2つとナンとエビのビリヤニ(チャーハン)をたらふく食べました。
お酒の代わりにラッシーを飲んで、1人20ユーロ弱。
何もかもが美味しかったのですが、特に忘れられない美味しさだったのはビリヤニ。スパイスのブレンドの仕方が素晴らしかったです。
あまりに感動したので、(サービスは普通だったものの)チップをたくさん置いて帰りました。