絵の世界へ

印象派の画家、クロード・モネの最も有名な作品、「睡蓮」。

彼が晩年を過ごしたGiverny(ジヴェルニー)という小さな町の自宅で、広大な庭とハスの花が浮かぶ池を眺めながら描かれた作品です。

パリのオランジュリー美術館へ行くと、この絵のためにデザインされた特別な部屋で、まるで彼の家の庭に包まれているかのような気分で鑑賞することができます。
モネのファンの方には常識すぎる話かと思いますが、この絵の舞台となった家は4ー10月のみ一般公開されています。

オランジュリー美術館で絵に浸るのも良いのですが、やはり本物を見たくなって、車でパリから1時間のジヴェルニーを訪れました。

 
  
彼が過ごした家。

広大なお庭の景色を楽しめる大きな窓に、ほぼ当時のまま残された家具や彼の作品たち。

彼が大好きだったという浮世絵画は数え切れないほど飾ってあり、本当に夢中だったことが伝わります。
  
庭から家へと続く道。色鮮やかで見事な花々が広がり、どこを撮影しても絵になります。

景色の絵を描いている訪問客もいました。

 
睡蓮の舞台。観光客が多すぎて、ゆっくりと溶け込むことはできなかったけれど、水面に写る美しい青空を眺めながらうっとりしました。

こんな景色が目の前に広がっていたら、絵にせずにいられなかったのでしょうね。