元気が出てきたので、パリの憧れホテル、Le Bristol(ルブリストル)へ行ってきました。
階級社会のパリで、無職の、お金を使う観光客でもない自分が高級ホテルに足を踏み入れることは、とっても敷居が高く感じられることです。。。
が、そんな風に躊躇しているうちにパリ生活もあと半年を切ってしまいました。
ホテル好きとしてはもっと勇気を絞って特別な”空間”を感じに行かなければ、と思い直し、どこにあるのかさえ知らなかったこの憧れホテルから行ってみることに。
ルブリストルは今年で創業90周年を迎えた5つ星ホテルで、日本人も観光客・ビジネス客共に多く訪れています。
このホテルは、StarwoodやMarriottのような巨大グローバルチェーンではなく、Oetker Collectionという9軒だけの小さなホテルグループに属しています。
これは、ドイツの食品会社 Dr.Oetkerが所有するホテルグループで、なぜ食品会社が?と思ってしまいますが、オーナーのOetkerさんはヨーロッパでは有名なビリオネア・ファミリーのようなので、お金持ちの道楽ということでしょうか。
しかしながら、このグループの9軒のホテルはどれも超一流で、フォーシーズンズやリッツに負けないブランド力を誇っているようです。道楽にしては成功しています。
さて、ルブリストルの話に戻りますが、メインダイニングは、ミシュラン3つ星のEpicure。予約を取るのがかなり困難です。
今回私が訪ねたのは、バー兼ティーサロンのLe Jardin。 ランチタイムも営業しています。
とてもゆったりとした空間で、平日の午後の訪問だったこともありお客さんはまばら。
飲み物はホットチョコレートをオーダー。ポットで提供されるので、3杯分ぐらいありました。
甘さ控えめとはいえ2杯が限界かな。サービスでミネラルウォーターもつけてくれました。(パリでは通常お水は出てきません。水道水をリクエストすれば貰えますが。)
そして、ここでわざわざ食べなくても、、、というものを頼んでしまいました。
バナナブレッド。
ちょうどハワイのことを考えていて食べたくなっていたのでつい。。。美味しかったですが、オススメは他のメニューです。
まずは、友人が頼んだ、野いちご?のタルト。小さな野いちごがたっぶり乗っていました。
友人はパティシエなので辛口評価でしたが、私にはサクサクタルトの美味しいケーキ。
いちごの酸味がジャムの甘味で打ち消されていて程よい味付けでした。
イチオシはミルフィーユ。パイ生地がとっても薄く、さくっとするのに口の中で軽く溶けていきます。
クリームの甘さもちょうど良く、洗練された味でした。こちらはパティシエも認める味だったようで一安心。
ちなみに、ティータイムは予約を受け付けていないとのこと。3時からなので、土日は早めに行くのがオススメです。